20世紀最大の詩人・パフォーマーかつ、今なお現役ミュージシャンとして舞台に立ち続ける“生きる伝説”ボブ・ディラン。その神話的な若き日々を完全再現したのは、ハリウッド新時代のスターとして頂点に立つティモシー・シャラメ。全ての歌唱シーンを自身の声で歌い上げる圧巻のパフォーマンスを披露したシャラメは、その演技で世界中を熱狂させている。
また、ピート・シーガー役のアカデミー賞®ノミネートの名優エドワード・ノートン、当時のディランの恋人にインスパイアされたシルヴィ役のエル・ファニング、「フォークの女神」ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロら最高の共演陣が当時の熱気を蘇らせる。
監督は『フォードvsフェラーリ』、ジョニー・キャッシュを主人公にした『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などの実録モノの名作を送り続ける名匠ジェームズ・マンゴールド。
今なお歌い継がれる名曲誕生の瞬間、そして、ロック、カルチャーの転換点となり、世界がこの目で見ることを待ち望んだ運命のステージをスクリーンで目撃せよ!!
1961年、米ソ冷戦や公民権運動から若者文化の興隆など、社会・文化が大きく変わる激動の時代の中、何者でもなかった19歳の一人の青年ボブ・ディランは、時代の心を掴んだ歌の数々で、スターダムを駆け上がっていく。やがて彼の存在は大きく時代を動かし、“若者の代弁者”として時代の寵児となっていくが、高まる名声とは裏腹に、周囲の期待と、本来の自分自身との軋轢に葛藤する彼の前に運命は過酷な試練を与える。1965年夏、5日前に発表したばかりの新曲を携え向かった、ニューポート・フォークフェスティバルの舞台。ディランの手にはエレクトリック・ギターが握られていた・・・。
※敬称略・五十音順