脳をかき乱す傑作 THE TELEGRAPH

心底、痛快 ROLLING STONE

OFFICIAL SELECTION FILM FESTIVAL 2024

エマ・ストーン ジェシー・プレモンス ウィレム・デフォー マーガレット・クアリー ホン・チャウ ジョー・アルウィン ママドゥ・アティエ ハンター・シェイファー

ヨルゴス・ランティモス監督最新作

憐れみの3章

ONLY IN CINEMAS 9.27 FRI

憐れみの3章

『哀れなるものたち』がアカデミー賞®で作品賞など11部門にノミネートされ、エマ・ストーンの主演女優賞など4部門での受賞を達成。過去の監督作もヴェネチアやカンヌの国際映画祭で受賞を重ね、今や世界で最も注目される監督となったヨルゴス・ランティモス。

テーマや作劇、映像表現、そして俳優の演技に至るまで、どれもが奇想天外かつ斬新。強烈なインパクトを放ち、「かつて観たことのない」世界を創造するランティモスが、世界中で大ヒットを記録した『哀れなるものたち』から1年を待たずに完成した待望の最新作、『憐れみの3章』は、またしても想像を超えたチャレンジで観る者を驚かせる。

「選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男」、「海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官」、そして「卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女」。3つの独立した物語=章で構成された本作は、各章に同じメインキャストたちが登場し、それぞれ別のキャラクターを演じているという画期的な構成。この独創的演出と、大胆を極める映像と音楽のコラボレーションによって、まったく接点のない3つの物語がいつしかリンクする、まさにランティモスが仕掛ける映画のマジック。

2024年 カンヌ国際映画祭 男優賞受賞 ジェシー・プレモンス

KINDS OF KINDNESS / EMMA STONE / JESSE PLEMONS / WILLEM DAFOE / MARGARET QUALLEY / HONG CHAU / JOE ALWYN / MAMOUDOU ATHIE / HUNTER SCHAFER

キャストには前作で2度目のオスカーに輝き、ランティモス監督との最強最高のコラボが続くエマ・ストーンのほか、『哀れなるものたち』に引き続きランティモス作品出演となるウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが集結。そして本作の演技で見事にカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した若き名優ジェシー・プレモンスら実力派が顔を揃える。

支配と欲望、愛と服従、信仰と盲信の間で揺れ動く人間の本質を、時に残酷に、時にユーモラスに描き切り、ヨルゴス・ランティモス監督のひとつの集大成かつ到達点となった『憐れみの3章』。映画の新たな可能性を切り拓き、畏れ知らずの精神を貫く21世紀の巨匠が、またしてもわれわれ観客を別次元へと導いていく!

各界からコメントが到着!

  • 演者たちのものすごいパワー。
    そして設定、脚本、撮影。
    どれをとっても唸らせる3つのストーリー。
    なんとも圧倒されました。
    ヒグチユウコ(画家)
  • 俳優は演じる動物。
    それはそうなのですが、この仕事が終わった後どんな気持ちになっちゃうの?
    人間が1番おもしろくてかわいそう。
    オープンマインドで観てみて下さい。
    玉城ティナ(女優)
  • 労り方、報われ方、救われ方は正義で時には敵になる。
    普段上品なフリをして、人間の皮を被って平然なふりして生きているのだから、巣では本能に従って下品だっていいのかも。
    勇気づけられる歪で自由な作品でした。
    アユニ・D(アーティスト)
  • とっても刺激的で愛すべき作品。感情がぐちゃぐちゃになり、この複雑さは人間の頭の中に似ているなと感じました。そして、この世の不条理さと対峙し、私の中にある絶対は絶対ではないのかもしれないと考えさせられました。 1章,2章,3章と進むにつれ、先の読めない展開に混乱を引きずりつつも、どんどん引き込まれていく。凄まじいものでした。
    PORIN(Awesome City Club, Pii)
  • この物語たちは決して“非日常”ではない。我々の日常において、それは察知できないほどに希釈されている。
    憐れみとは1滴の劇薬である。
    狂気と狂気の抱擁の先に、恐ろしいほどの静謐が匂い立つ。
    伊藤亜和(文筆家)
  • ユーリズミックスの『スイートドリームズ』が奏でる支配と被支配のカノン。
    人は愛のためにどこまで自分を削れるのか?
    町山智浩(映画評論家)
  • 同じ俳優たちが演じることによって、3つの奇妙なパラレルワールド(もしくは悪夢)を覗き見ているような気持ちになった。
    様々な心理的支配の形をダークにユーモラスに、なによりこのキャストを集めて描くのだから、ランティモス監督作品は見逃せない。
    豊田エリー(女優)
  • ヨルゴス・ランティモス歴の浅い私のような者が言うのもなんですが、この監督は、「自分に納まるものだけでは攻撃的になれない」ということ強くをわきまえて、創作と向き合っているに違いなく、だからしばらくは、この人が創るものから目が離せない。
    3時間が瞬く間。
    3章のオムニバス形式は、観てすぐ舞台で真似をした。
    ケラリーノ・サンドロヴィッチ(音楽家・劇作家)
  • 人生とは選択だ。何を食べ、どこに住み、誰を選び、何をするか。権力、妄想、信仰、愛。よりどころが1つあれば迷わない。従えばいいだけ。だがそこには危険が潜む。この映画は、現代のリアルなおとぎ話だ。
    山形治江(ギリシャ悲劇研究者)
  • この恐るべき魔術的リアリズムは、現代における「炭鉱のカナリア」なのか?!  
    AIの加速進化を背景にした、支配と新帝国主義、カルト宗教の影、人間そのものの
    定義などなど、私たちの心の中に渦巻き始めている不安の圧を見事に映像化。
    湯山玲子(著述家、プロデューサー、
    おしゃべりカルチャーモンスター)
  • 『哀れなるものたち』の十倍面白かった!
    邦題通り3部構成で、同一キャストが3つの話を演じる。
    これぞランティモス!というべきイキ過ぎたブラックユーモア、というか笑いも凍りつく大傑作。
    佐々木敦(批評家)
  • 前回の「哀れなるものたち」 に続き大好きな
    エマ・ストーンさん 今回も最高でした
    幽霊なんて怖くない 一番怖いのは人間
    人間がテーマの究極のブラックコメディ
    爆笑していいのか? 笑ったら人間性疑われるんちゃうか?
    ってとこがまたいい!!
    素晴らしい作品!!!!!
    面白い!!!!!
    チャンス大城(芸人)

※順不同・敬称略