ゴールデングローブ賞®助演男優賞受賞俳優 浅野忠信が凱旋会見で歓喜の笑顔!!真田広之から祝福メッセージ!西岡&金井がサプライズ登壇!」

日本時間1月6日(月)、第82回ゴールデングローブ賞®の授賞式が行われ、テレビドラマ部門で、本作でプロデューサーを務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚感たっぷりに演じきった真田広之が主演男優賞に、そして、按針の通詞であり、虎永の元で戦乱の世を強く生き抜いた鞠子役アンナ・サワイも主演女優賞に輝いた。また、主演の3人にも引けを取らない存在感を発揮した、野心家・樫木藪重役の浅野忠信も助演男優賞を堂々獲得!史上最多となる3人の日本人が受賞の栄誉に輝いた。更に、作品賞でも見事受賞を果たした本作は、今回最多タイ受賞となる計4部門受賞という栄冠を勝ち取った! このゴールデングローブ賞4冠受賞を記念し、樫木藪重役で栄えある助演男優賞に輝いた浅野忠信が凱旋する緊急会見が行われ、作品への想いを語り尽くした。
多くのマスコミ陣が詰めかけお祝いムード一色となった会場へ、笑顔で登場した浅野。その手には、煌めくトロフィーがしっかりと握りしめられていた。開口一番、 「とても嬉しいです!」 と満面の笑顔。 「すでに日本でも授賞式の様子をご覧いただけいた方もいると思うんですが、今までにないくらい喜びましたし、今もその喜びが続いてます」 と受賞の喜びを語った浅野は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 代表取締役社長のキャロル・チョイから花束を贈呈され、 「日本のエンターテインメント界が僕を育ててくれたので、この作品で、このような賞をいただけたことが本当に嬉しいです。ディズニーの方々のサポートにも感謝しています」 とコメント。
続いて、作品についてのトークが展開。MCから授賞式で名前が呼ばれたときの心境について問われると、浅野は 「エミー賞の授賞式では(受賞できず)悔しい思いをしてずっと不貞腐れていてギリギリまで行くつもりはなかったのですが(笑)。救いはハリソン・フォード。憧れのハリソンさんと同じ場にいれるだけで嬉しいと思っていたら、まさかの自分の名前が出たんですよね。“すみません、ハリソンさん”と思いましたし、会場に素晴らしいスターの方たちがいたので、まずは皆さんの顔を観て、すごいこの人たちの中で僕の名前が出たんだと感動しました」と当時の心境を語り、「名前を呼ばれた瞬間に、念のため考えておいたスピーチが飛んで頭の中が全て真っ白になりました。誰も自分のこと知らないヤバいと思い、バンドのMCをやっている時の気持ちで、即興で話しました(笑)」とコメント。「真田さんからは“来てよかっただろ?”と言われました(笑)」と裏話を披露し、「皆さんが想像以上に藪重を喜んでくれた。(演じた役が)藪重で本当に良かったです」と役に感謝を示した。
その後、本作の主演・プロデュースを務め、同アワードで主演男優賞を受賞した真田広之から祝福コメントが到着!嬉しいサプライズに、浅野は「誰にお祝いの言葉を言われても嬉しいが、真田さんからの言葉は本当に大きいですね。真田さんとは10代の頃からずっと共演させてていただいていて、懐の大きさにずっと甘えさせていただいていました。僕のことを誰も知らないときから、耳を傾けてくれて、アクションのことも教えてくれたのが真田さん。一緒に悔しい想いをした時もあったので、『SHOGUN 将軍』では“ここでもう一度徹底的にやってやろう”とリベンジの気持ちもあったので、とっても嬉しいですね」と頬を緩めた。

また、栄光を勝ち取った秘訣をチームワークだとする浅野は、「チームワークの根本に何があったかというと、真田さんなんですよね」とコメント。「決してすべて上手く行ったわけではないですが、真田さんという強い核があったから、最後までこういった形を保つことができました。それが無ければ、ただ大変な現場だったと思います」と感謝を語る。これまで、ハリウッド作品には出演経験があるが、言葉の壁で限界は感じていたという浅野。「これ以上ハリウッドではできることはないので、これからは日本の作品をやるしかない、勝ち目があるとしたら日本の作品を日本語でと思っていた。日本語で演技をできたことが勝ち目だったと思います」と話し、その役が世界的に高く評価されることとなったことことで、今後のキャリアにも影響がありそうだとし、「これまでは頑張ってきたことがある所には全然届いていないと思うことがあったが、賞をいただいたことで、誰かに届く届かないではなく、より自分のやりたい演技、信じてきた演技を、怖がらずに続けていいんだなという確証を得られたと思います」としみじみと語った。また、次シーズンについては、「何も聞いていないので、僕が一番教えてほしい(笑)」と会場を笑わせ、「(藪重は)死んじゃっているからと思うが、それは製作陣たちが今考えていると思うので、役割があればまた是非参加したいですね」と期待感も示した。
また、それをサポートした存在として“妻(中田クルミ)”の存在を挙げ、「僕はすぐテンパって弱音を吐いてしまうのですが、泣き言をいつも聞いてくれる。カナダの撮影にも付いて来てくれて、ずっと支えてくれた。そのサポートがなければ今はなかったので、本当に感謝しています」とも話した。さらに、昨年逝去した名プロデューサー、ケヴィン・チューレンについても言及し、「ケヴィンがいなかったら今日はなかった」ともコメント。「いつか何かの賞を受賞した時にケヴィンの名前を出してありがとう言いたかった。生きていたら会いに行って、このトロフィーを置いて帰りたかったですね。本当に感謝しています」と熱を込めた。

なお、『SHOGUN 将軍』はゴールデングローブ賞®4部門、エミー賞®18部門の他にも全米の各賞で多数の受賞を果たしており、旋風を巻き起こし続けている。テレビ批評家協会賞で最高賞の番組賞を含む4部門、AFI賞でも番組賞、オンライン映画&テレビ協会賞で作品賞、主演男優賞など17部門、国際オンライン映画賞でも作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞を含む9部門など、『SHOGUN 将軍』が獲得した全米各賞は64冠!
そして、アカデミー賞前哨戦の重要な賞の一つと位置付けられている、北米の映画批評家賞、第30回クリティクス・チョイス・アワードにおいても、そのテレビ部門(ドラマシリーズ)で本作が、作品賞・主演男優賞(真田広之)・主演女優賞(アンナ・サワイ)・助演男優賞(浅野忠信、平岳大)・助演女優賞(穂志もえか)がそれぞれノミネートされ、同賞での本年度最多となる5部門6ノミネート(日本時間の2025年1月26日(日))。さらに、第31回全米映画俳優組合賞(SAG賞)では、最多タイとなる5ノミネート。作品賞にあたるアンサンブル賞(ドラマ部門)、スタント賞、真田広之と浅野忠信が男優賞(ドラマ部門)、アンナ・サワイが女優賞(ドラマ部門)の4部門でノミネート入りし、こちらの授賞式も注目されている。